日本百名山  八甲田山(大岳)   



 登頂日: 2013/5/1 

 天気 :晴れ   / 気温:2℃〜-4℃  

 コース: 7:50 酸ヶ湯温泉大駐車場 → 8:45 地獄湯ノ沢 → 9:45 避難小屋付近 → 途中で昼食 → 11:15 大岳 11:30 → (尻セードで大岳一気に下山) → 11:45 避難小屋付近 → 地獄湯ノ沢 → 13;10 大駐車場


 ※↑北


 難易度   : 中級〜上級 【体力:2.5 技術:3〜4】※1
 総歩行時間 : 4時間40分 ※2
 お薦め度  : ★★★★


※1  積雪期、大岳のみ登る場合の難易度。山容はなだらで、技術的に難しい箇所はないが、今回は視界不良でルートファインディングが必要だったため、技術ポイント+1.0とした。

※2 コースタイム:4時間









東北遠征part2、3座目は八甲田山に登る。八甲田山は複数火山の総称だが
現在の火山活動は穏やかとの事。しかし、この地は世界でも有数の豪雪地帯
でGWでも残雪は多く残るため、十分な雪山装備を要する山だ。


この日、3日目(4月30日)は雨予報だったため観光に当てた
のだが一日の半分は晴れで、





宿泊地・酸ヶ湯温泉へ向かう現在も晴れ間が続いている。
この日に登れば良かった。まさか晴れ予報の明日が天気悪いとか無いよな。





八甲田と言えば、明治35年青森歩兵第五連隊が雪中行軍の演習中に記録的な
寒波に由来する吹雪に遭遇し、210名中199名が遭難した八甲田雪中行軍遭難
事件、及びそれを描いた映画『八甲田山』が有名だが、

今回の遠征では八甲田雪中行軍遭難資料館に行くのを楽しみにしていた。
資料館は銅像茶屋の奥にある。





こちらが資料館。生還者の装備や、当時の記録など。





ウィキペディアにより詳しく書かれているので内容は省略。





銅像茶屋から徒歩3分程の距離にある雪中行軍遭難者銅像





銅像からの景色が素晴らしい。八甲田山が一望できる。
左は赤倉岳、右は八甲田山最高峰の大岳。





酸ヶ湯温泉へやってきた。大駐車場へ





しかし凄い積雪量。





酸ヶ湯温泉、今日はここで宿泊。

酸が強く文字通り酸っぱかったが良い泉質だった














翌朝、昨日の朝まで晴れ予報だったが直前で曇り時々雪に変わり
生憎の空模様になった。

夏は正面に見える雪壁の中に小さな鳥居があり、その下を潜って行くのだが
積雪期はこの雪壁の上を登ってスタートする。





大駐車場方面を振り返る。





まずは東へ向かってひたすら進む。
この日は5月としては観測史上最低の気温であったという事だが
寒いというより雪が締まって歩き易かったので寧ろ有難い。





今回の東北遠征シリーズは、低気圧と寒気の影響で
冬の様な山行を楽しめて何より。





大岳方面はガスって見えない。





一瞬晴れ間が出たが、これが最後であった。





トレースは結構ある。夏道に沿ったものと、自由に歩いたものとバラバラ。





降雪量が増え視界が低下してきた。
この日は晴れ予報だったが、雨予報の昨日が晴れてこの日がガスガスとは。。





地獄湯ノ沢。





夏道は地獄湯ノ沢沿いを歩く事になっているが、周辺の壁が雪崩を
起こしそうな状態であったため、なるべく沢を使わずに歩いてきたが、





ここの左の斜面を登るのが辛そうだったため、沢へ降りる事にした。





夏道へ。





バラバラの足跡がここで合流。やはり皆あの斜面は越えられなかったか。





ん?通行止め?取りあえずここは通らず沢の反対側を歩く。





沢を越えた所。降雪量が増えてきた。





昨日までのトレースは完全に消え、引き締まった雪の上に30センチ程新雪が
積もっていた。





この目印の奥に避難小屋がある。





大岳と小岳の分岐辺りから大岳を見上げる。
これは尻セードで一気に下ったら気持ちよさそうだ。
(現在尻セードにハマり中)





小岳を見上げる。





大岳への登りは夏道のある樹林帯から行くことにした。





シャリバテしてきたので、ここで酸ヶ湯温泉のおにぎりを頂きカロリー補給。



ここ鏡沼の下にカエルやサンショウウオが冬眠してるのかな。





夏道の階段






祠が見える。山頂まであと少し。





この先が山頂か。










八甲田大岳の山頂へ♪










八甲田大岳の山頂は好天時は360度型の大展望が広がるが、今回はお預け。





復路。樹林のない東方に向かって移動。










よっしゃここを一気に下るぞ(≧∀≦)/





上の方は雪が氷化してて超高速尻セード!
一気に100Mくらい下った。





ウッヒョヒョーィ。 (≧▽≦)ノ

今度は200Mくらい一気に下った。





ラスト尻セード。ウッヒョヒョーィ(≧▽≦)ノ

下の方が雪が柔らかくて雪面が抉れるのでトレースもハッキリ。





大岳は誇張せずに、登りは40分、下りは3分くらいで下れた。

小岳は眺望が期待できないので登らず帰る事にした。





酸ヶ湯温泉へ戻ってきた。
手前に見える大きな屋根が混浴の大浴室があったところか。





酸ヶ湯温泉で一風呂浴びた後、明日の目的地、岩手山へ向かった。





こちらは途中で立ち寄った十和田湖。













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