北アルプス  常念岳   日本百名山【56】



 登頂日: 2011/10/16 

 天気 :曇り、後晴れ  気温: 18〜8℃ 

 コース: 
  6:00駐車場 → 6:15-25 一ノ沢登山口 → 大滝ベンチ → 最後の水場 → 9:35-10:00 常念小屋(昼食) → 11:15-30 常念岳 → 12:15 常念小屋 → 最後の水場 → 大滝ベンチ →15:35 一ノ沢登山口

 ※北→



 難易度   : 上級 【体力:4 技術:3】※1
 総歩行時間 : 8時間30分※2
 お薦め度  : ★★★★

※1 一ノ沢〜常念岳を一泊でピストンする場合は中級、日帰りの場合は体力P増え上級。
※2 コースタイム(山と高原地図) : 10時間30分(登山口からは9時間50分)




今回登る山は北アルプス・常念山脈にある標高2,857 mの常念岳。
山体すべてが長野県に属し、常念山脈の主峰で、安曇野からは全容が望め
きれいなピラミッド型をしているため、一目でその姿と分かる端正な山容
をしている。登り下りともに厳しい山だが、西方に見える穂高連峰や槍ヶ岳
など、展望の素晴らしい山だ。


23時に自宅を出発し、2時半に一の沢登山口手前の駐車場へ到着。

雨が車の天井を叩き付ける音をものともせず、缶ビール一本を飲んで
気を失うかの様に就寝した。







午前5時。

ルーフに照らされる眩しい月光で目が覚めた。
2時間前は大雨だったが、雲の隙間から月が輝いている。






支度をして午前6時に出発。
予報では午後から晴れ、となっているが空はまだ雲で覆われている。






1キロ強ほど林道を歩く。

この先登山口手前の路肩に沢山の車が路駐していた。
距離を短縮したい気持ちは判るが1キロ短縮のために路駐か。。






登山口へ。

ここを通り過ぎるときは必ず、右側の小屋にいるオジさんに
登山者カードの提出を促される。

写真は提出してダッシュで仲間の元に戻る女性。






今朝までの雨で沢の水は勢いを増している。






ここで晴れ間が顔を出してくれた。






沢に張り出した山複を高巻き、沢を渡ると、胸突八丁の急坂が始まる。






沢側の急斜面の上を見上げると 常念岳が見えてきた。






高度を上げると共に空も青みを増してきた。
再び沢沿いのガレ場を西方に歩く。
風が心地よく、急坂で熱した体を冷ましてくれる。






沢の終点付近のガレ場を横切った先に、 文字通り最後の水場がある。






水場から再度深い樹林に変わり、山腹をつづら折りに歩くと
間もなく森林限界を超え、南側の視界が一気に広がる。

常念だ。(゚∀゚)ノ









広々とした常念岳と横通岳との稜線鞍部「常念乗越」に辿りつくと、
これまで地形と樹林に守られて来たがそれが無くなり、一気に風が強まる。










常念乗越の西側の少し低まった位置に常念小屋がある。
風が凌げるここで昼食を頂いた。







常念小屋の開設は大正8年(1919年)と歴史がある。
北方には横通岳。







南方にゆったりと聳える常念岳を目指して、広々とした稜線を登り始める。







西方には槍ヶ岳( ゚∀)ノ









岩礫をジグザグに急登していく。










北方を振り返ると鞍部に常念小屋と向側に堂々とした横通岳が聳える。
横通岳は日本200名山にも300名山にも含まれないが、
北アルプスを中心とする日本アルプス系には美しい山が沢山ある。









常念乗越から見えた手前のピークへ。
その奥にある山頂へ向かう。










常念岳登頂。(・∀・)ノ 山頂は意外と風が強くない。







西南方面は穂高連峰や南西に焼岳や上高地が見える。







槍ヶ岳と、手前の山脈は左から赤沢山、西岳、赤岩岳。
西岳の奥には槍ヶ岳へ通じる稜線ルートがある。







山頂へは15分程滞在した後、ゆっくり下山した。






北アルプス常念山脈から、主稜線の眺望を楽しめる素晴らしいルートだった。


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