南八ヶ岳  権現岳   山梨日本百名山



 日程 : 2011年12月10日

 天候 : ☀時々☁    気温 : −4℃〜−12℃

■コース:

 6:15 天女山冬期封鎖ゲート → 天女山 → 天の河原 → 前三ツ頭 → 三ツ頭 → 12:20 権現岳 → 三ツ頭 前三ツ頭 → 天女山 → 16:20 冬期封鎖ゲート






 難易度  : 上級 【体力:4 技術:5】※1
 お薦め度 : ★★★★★
 歩行時間 : 8時間(休憩/食事60分)※2

※1 参考までに→ツチフォト基準での厳冬期難易度。
※2 コースタイム 9時間20分(天女山駐車場からは8時間40分)






この日登るのは、八ヶ岳連峰南部に聳える東峰(2,715m)と西峰(2,700m)
から成る双耳峰の権現岳。西側の峰はギボシと呼ばれる。
山頂からは北側の赤岳を始めとする八ヶ岳連峰を、南側には南アルプスを
見渡せる眺望の良い山だ。


駐車場までの道は冬期封鎖中のため、ゲート手前の
駐車スペースに車を停め午前6時前に出発した。





なだらかな傾斜の樹林帯を少し歩くと天女山山頂へ辿り着く。
サラサラの雪が浅く降り積もっていた。





山頂から少し進むと夏用の駐車場があり、そこから更に少し登ったところで
日の出を迎えた。





天の河原へ。




展望スペースにベンチが設置されている。







南東方面に富士山、







南西方面に南アルプスなどが見渡せる。

左奥に北岳、中央に鳳凰三山、右側に甲斐駒ケ岳。
歩いて直ぐの絶景に大満足(´▽`)







とても静かな朝(*´∀`)

天の河原から、前方に見える三ツ頭を目指す。





三ツ頭へ続く勾配。ここまで緩やか だったが一気に傾斜を増してきた。





樹林を抜けると少し風が出てきたか。








立ち止まると冷たい風が当たり寒くなるが、冬の澄んだ空気が心地よい。





前三ツ頭へ。奥に三ツ頭が見える。( ゚∀)ノ





南アルプスを眺めながら、ここで軽い昼食を頂いた。

尚この日、天女山から登った登山者は自分を含め4組5名と思われるが
自分は最後尾からスタートしたが2番手に昇格し、そろそろトレースの恩返を







しようかと思っていたが、パウダー状の雪は風に飛ばされやすく
稜線上のトレースは直ぐに消えてしますので、自分のトレースは後続の方に
使って貰う事は少なそう。








西北方面に編笠山を見下ろす。今年の春先に登ったな。








風が強くなってきた。





三ツ頭へ登頂。ここからの景色は絶景。





左奥にギボシ、左手前に権現岳、中央奥に阿弥陀岳、右に赤岳が見渡せる。





一際存在感のある八ヶ岳連邦最高峰の赤岳





三ツ頭を一度下り権現岳との鞍部へ向かう。

途中振り返った所。





鞍部から登り返す。

三ツ頭方面を再び振り返る。





山肌の険しさや、強風寒さが冬山の厳しさを教えてくれるかのうよう。





ここがこの山の醍醐味で最も注意が必要な岩壁のトラバース。

トラバース後、写真箇所を上へよじ登るが、この時期まだ雪が浅く
パウダー状なのでピッケルが刺さらず登り辛かった。






更に先へ進むと、漸く山頂部を捉えた。

上に見える岩塊が頂上だ。






登頂。苦労したので達成感は一際大きい。





山頂部は狭く、直ぐ横は断崖。





山頂からの眺望は格別。自然の美しさは、険しさや過酷さの中にあり、
そこまでの道のりが険しいほど美しく見える…らしいよね





西峰のギボシ。
ところで、黒い雲が空を覆い始め雲行きが怪しくなってきた。
この日の後半は低気圧がやってくるので、この後の復路は!?
・・(+_+)))。.*:














※2011/4/3南方の編笠山より。右側手前に権現岳




※2009/9/19 北岳より中央右側の一番高い山が赤岳、その左横に権現岳








※2011/4/24東方の曲岳より。左側に権現岳




※2012/1/15南東の金峰山より。







八ヶ岳エリアトップへ
信州百名山 トップへ
山梨百名山 トップへ
日本百名山 トップへ

ツチフォトトップへ









inserted by FC2 system