御嶽山系・阿寺山地  小秀山   日本二百名山・信州百名山



 登山日 : 2015/1/10-11 
 天気  : ☀→☁→☃ / 気温: -5℃〜-14℃

 コース 
  1日目: 7:00 駐車場 → 三の谷登山口 → 15:00 途中のピークで幕営
  2日目: 8:30 テント撤収 → 登頂断念 → 三の谷登山口 → 駐車場 → 二の谷トレッキング → 15:15 駐車場



 難易度   : 上級 【体力:4.5 技術:3.5】※1
 総歩行時間 : 11時間
 お薦め度  :★★★

 ※1 参考までに→ツチフォト基準の難易度。






この日登る山は、御嶽山系の阿寺山地にある標高1,982 mの小秀山。
山頂から北側に、御嶽山の大きな山容を望め、また西に白山と東に中央アル
プスを望むことができる展望の良い山だ。

山頂はなだらかな高原状となっており山頂部には烏帽子岩や鎧岩、兜岩など
の巨石が点在するが、遠方から地味で同定しにくい山である。


自宅から車で片道370キロ走らせ、岐阜県にある三の谷登山口へやってきた。





乙女渓谷キャンプ場は営業しておらず、人の気配はない。





バンガロー。テントよりは暖かいだろうが寒そう。





トレースがヘリの発着所まであったが、ここで消えていた。





ここから先はノートレースで、覚悟が必要そう
ワカンを履いたが、新雪なので踝まで沈む。










車輌通行止めゲートを越えて先へ





熊棚だ。





そして雪の塊がその上に!?熊のベッド的な?





これが今回の山行で最後に見る晴れ間になるとは





橋があると積雪量がよく判る。

この辺りの積雪は60〜70センチくらいか。





林道はここで終わり。





この小屋の屋根の上には沢山の雪が積もっているが、





これなんかは、1M以上は積もっている。

よく潰れないな。





登山口へ。登山届用のポストはロープで縛られ
何故か登山届が出せなくなっていた・・。
冬は定期回収に来ていただかににしても、何かあったときに
確認できないのではないか。。





結構な急斜面の登りで






夏道はジグザグに登って行くようだが





ここはジグザグに登るのではなく、直登をする事で
膝上歩行の歩数を出来るだけ減らしたい。





しかしこれは疲れるな・・





デブリも多い。





登山道を外れていないのを確認。





この辺りから軽いラッセル





あと4キロ・・





腰の位置まで沈むラッセル





深いラッセルが続く





こりゃ厳しい・・





夏山の何倍の時間がかかっているだろうか。
例えばあの上に行くのに夏では10秒程だが5分かかった。





すでに登頂は諦めムード。
行けるところまで行こう






視界が開けてきた。気力は少し回復。






雪が深く単独で突破するのは不可能に近いため、少しでも可能性を高めようと
正規の登山道を辿るのは諦め、捲いて迂回するルートをとる事にした。





が登山道を外れトラバースするルートもラッセルに苦戦。

時刻は15時、2時間もあれば下山できるが




ビバーグする事にした。



といっても今回はこうなる事をある程度想定していたため
ツェルトではなくテントの内張りを積んできていた。

よってある程度計画的な幕営に近い。
雪が締まった尾根の上にテントを張った。





低気圧の影響で、日没前に氷点下12度くらいを指していた。
この標高にしては気温は非常に低い。


食糧や酒まである。途中でテントを張る事にならないまでも
避難小屋泊は十分ありえると踏んでいたので積んできた。






食料の配分について、復路は深いトレースがあるし遭難とまでは行かなそう。
なので、軽量化と明日の英気を養うために腹いっぱい食べる事にした♪

赤木牛のビーフシチューと





ハンバーグとガーリックフランスパンを頂いた。





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