青木ヶ原樹海  大室山 富士風穴 神座風穴 大室風穴 本栖風穴



 登頂日: 2014/4/5

 天気 :晴れ   / 気温:12℃〜-1℃(風穴内)  

 コース: 7:50 駐車スペース → 富士風穴(入洞) → 10:15 大室山 → 神座風穴 → 大室風穴 昼食 → → 富士風穴(入洞/散策) → 本栖風穴 → 駐車スペース


 





 難易度  : 中級 【体力:2 技術:3.5】※1
 歩行時間 : 4時間35分
 お薦め度 : ★★★※3


※1
大室山へは登山道がなく藪も多い。読図・ルートファインディングが必要だが、難所は全くない。


以下は風穴についてケービングの視点でなく、登山者(ケービングのど素人)視点でコメントを書いた。

1.富士風穴
風穴(洞穴)へは侵入可能。全長200M。この時期は進入口が凍結しているのでアイゼンやピッケルがあった方が良い。 洞窟内は足場はそれ程悪くなく、おそらくケービングとしては入門レベル。床は10センチ程浸水していた。

2.神座風穴
 風穴(洞穴)へは立ち入り禁止となっている。洞口は高さは7M程の竪穴でオーバーハングしており侵入は困難だが 腐った木が立て掛けてあったため、これを足場にザイルを使えば往復できそう。 (残置されたザイルがこの木に捲かれていたが、木は朽ちており、強度などかなり怪しい) 全長350M程で、内部は狭く、ケービングとしての難易度も高いと想像した。

3.大室風穴
 入口が崩落しているので入れない。

4.本栖風穴
 風穴(洞穴)へは立ち入り禁止となっている。洞口は高さ23M程の竪穴でオーバーハングしており侵入はかなり困難。 ユマール(自己つり上げ金具)が必要だあろう。全長は500M弱あるらしい。

※3 風穴込みのお薦め度。今回の行程は所々藪漕ぎが発生するため、虫がいなく草木が枯れている晩秋〜春先がお薦め。大室山だけ登る場合あ★1つ。








この日は千円札にも描かれている大室山へ登るが、
今回、大室山は脇役で、主目的は麓に4つある風穴だ。





1月の下旬にも来たが、大雪のため車で接近できず断念し、一ヵ月 間を空けて
の再挑戦となった。結果、雪解けはかなり進み歩き易くなってくれていた。





まずは車輌封鎖ゲートを越え、富士風穴へ向かう。





少し歩くと石碑があり、この奥に風穴の入口がある。
(各風穴の横に同じような石碑がある)





ここが風穴の入口





ここから容易に下る事ができる。





ヘッドライトとヘルメット、雨具を装着して入洞。
入口は急な斜面でしかも凍っている為、慎重に下った。





写真はカメラのフラッシュで明るく見えるが、風穴内は真っ暗。
ヘッドライトの光を足元に照らしながら下った。





洞内は天井から水が滴っており、やはり雨具は必須だな。





足元は凍結。





洞内は真っ暗で、ヘッドライトだけでは周囲がどうなっているかが
殆ど見えないため、カメラで撮った画像を見て、ああこうなっているんだ
と確認して歩いた。





撮影画像を見るとなにやら気持ち悪い白い影が映っていたが、これはどうやら
自分が吐いた息がフラッシュに反射したものの様だった。





こちらは天井部分を移した写真。まるでエイリアンの体の中にでも
居るような雰囲気で気持ち悪いな。しかし蝙蝠とか虫とか居なくて良かった。





洞穴は一年中同じ気温らしいが、奥に行くほど暖かくなり(夏は逆)
入口近くは床の水が凍っていたが、この辺りから完全に水に変わった。





蛍光塗料?で数字が書かれていた。
登山でいうところの指導票の役割をしているのかな?









氷旬だ。









こちらは氷柱。折れて落ちてきたら串刺しになりそう。









続いて向かい側にある、もう一つの風穴に向かった。






ここを降りる。





こちらは直ぐに行き止まりだった。





いやー、風穴歩きは楽しかった。また来よう♪


さて、大室山へ向かおう。





登山道はないので自由コース。地面は柔らかくフカフカ。





途中で藪っぽい場所も通過して山頂へ。登山道は無いが標柱あり。





つづいて、神座風穴のある方向に下って行った。







神座風穴へ辿り着いた。





風穴(洞穴)へは立ち入り禁止となっている。





高さは7M程の竪穴で、オーバーハングしており侵入は困難そうだが、この
腐った木を足場にザイルを使えば往復できそう。しかし、残置されたロープ
だけで降りるのは危なそう。仮に木が折れ、ロープなどの補助がなければ
地上に出る事は不可能だろう。。





続いて大室風穴に向かうが、途中にも小さな穴が幾つかあった。










大室風穴へ到着





入口は潰れており、残念ながら入洞はできない。





本栖風穴へ。洞窟の全長は500M弱あるらしい。





こちらの竪穴は深さ23M程でオーバーハングしており侵入はかなり困難そう。
こういう穴はユマール(自己つり上げ金具)を使って降りるのをよく見る。

私一人では間違いなく降りられない。(・ω・`)





洞窟歩きという新しいフィールドを発見した。本格的にケービングを
やるつもりは無いが、登山道具で歩ける範囲で楽しみたい♪








愛鷹山・富士樹海/風穴トップへ

ツチフォトトップへ









inserted by FC2 system