荒船山   日本二百名山、関東百名山、信州百名山



 登頂日: 2014/3/8

 天気 :晴れ   / 気温:3℃〜-3℃

 コース: 10:10 駐車場 → 相沢登山口 → (道誤り) → 13:30 荒船山山頂部(昼食)14:00 → 14:30 経塚山 → 15:30 艫岩(ともいわ) → 登山口 → 17:10 駐車場


  ※北→


 難易度: 上級 【体力:3.5 技術:4.5】   / 総歩行時間: 6時間25分    / お薦め度:★★★




 参考までに→ツチフォト基準では上記難易度。

首都圏をも襲った記録的な大雪の後の、トレースなしの山行となったため、体力、技術レベル共に通常の冬期よりかなり難しかったと思われる。 山頂直下の急斜面は階段やフェンスが完全に雪に覆われ、雪も脆く危険な状態だった。





今回登るのは、群馬県下仁田町と長野県佐久市に跨る標高1423mの山で、
妙義荒船佐久高原国定公園に属す荒船山。荒海に浮かぶ不沈艦のような山容で
古代人も崇拝し、現在もファンが多い山だ。

冬季登頂が可能な相沢登山口より山頂を目指す。

ビニールハウスの左横が登山口へ通じる道路だったが、
除雪によって出来た雪壁に阻まれ、道があるのに気づかず・・、





民家へ通じる道路をそのまま歩いて行ってしまった。

ページ上部のCGで、右側にそれているGPSログがそれ。。





登山口へ通じる道路へ復帰。

記録的な大雪から3週間が経過したが依然積雪が多い模様。





登山口へたどり着いた。





内山峠から登るなだらかなルートとは異なり、相沢ルートは急だ。

しかし意外にもトレースがある!と思ったのだが、これは山頂へ向かう
トレースではないのに後から気が付く。





巨岩の下にある中の宮





妙義・荒船らしい大きな岩が目立つ。





トレースの先はアイスクライミングを楽しむ場所になっており
トーレスはそこまでで終わっていた。





地図を確認すると、夏道は北側の尾根を急登するようになっていた。

間違って登ってしまった尾根を北側に降りると、夏道の指導票(風化して
文字は読めない)を見つけた。




どうやら夏道はこの斜面を登って行くらしいのだが、
しかしさっきの尾根より急だな。








そしてこの急斜面の尾根はデブリが多い。
大きな雪の塊が多数ゴロゴロ転がっていた。





雪嵩が増し、急斜面のラッセルが強いられた。








この辺りで、雪化粧をした浅間山が樹林の隙間から見え応援してくれた。





山頂部直下の斜面は本当に急で、一体どこから登れるんだ!
というくらいの斜度だったが、フェンスだか梯子の一部の様なものを発見し
ここが夏道である事が確認できた。








どうやらこの雪崩跡に階段や手すりが埋まっているらしい。
一番登りやすいのはここかな、というこの場所から登ったが、感覚的には壁を
登っている感じで、斜度は60度くらいはあったのではないかと思われる。





今回油断をしてピッケルを持って来なかったのだが(非常に後悔)
ダブルアックスで登ったら楽しいくらいの斜度である。





最後は傾斜が少し緩み、また手すり部分が露出してきたので
手すりを補助利用して登った。





山頂部へ出ると、これまでの傾斜が嘘のような平坦な台地に出た。
ここは荒船山の艫岩(ともいわ)の上だ。広い。





そして青空もきれいだ。





ここからは、トレースゼロの心地よい雪上トレッキングとなった。
ワカンを持参すれば良かったかな。





荒船山最高峰の経塚山へ向かった。途中にあった石碑。





経塚山の山頂へ。





ひと際達成感のある登頂となった。




山頂は樹林に囲まれ、展望は今一か。





復路。


  艫岩展望台へ向かう。手前には半分雪に埋もれた休憩小屋。





艫岩展望台へ





展望台からは浅間山への眺望が非常に良い。

















この後、急斜面を下り無事下山できました。
今回の山行は予想以外に苦戦したが楽しかった。








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