鶏冠山 (とさかやま)   山梨百名山




 登頂日: 2013/8/11 

 天気 :晴れ   / 気温: 26〜23℃

 コース:
  6:10 駐車場 → 西沢渓谷 → 鶏冠谷出会(取付き) → チンネノコル → 第一岩峰 → 第二岩峰 → 第三岩峰 → 10:00 山梨百標柱(昼食)10:25 → 10:50 鶏冠山山頂(休憩) 11:00 → 第二岩峰 → 第一岩峰 → チンネノコル → 鶏冠谷出会 → 西沢渓谷 → 14:05 駐車場

 ↑北


 難易度  : 玄人(体力: 3.5 技術 6) ※1
 歩行時間 : 7時間20分※2
 お薦め度 : ★★★


※1 参考までに→ツチフォト基準では上記難易度。

2013年現在の難易度。今後は鎖の新設などで整備が進み、技術難易度が下がる可能性が高そう。

・地図の記載がないため読図力・ルートファインディングが必要。但し数年前よりテープや指導票が設置され皆がそこを歩く事で踏み跡が付いた。今後更に開発される可能性あり。
・前半に渡渉があるが、最近出来た捲道を使えば一回の渡渉で渡れる。
・一般道なら鎖がありそうな岩に鎖がない場合が多く、多少の登攀力が必要。
・一部強度が不足していると思われる危険な鎖場がある。支点は錆びており、また支点に繋がれた鎖は錆びた針金で連結されている。 ※追記 鎖を設置した地元NPO団体に鎖の安全確保に関する要請がなされ、近々改善して頂けるらしい。
・最後の第三岩峰を登らず捲いて登る場合は技術5程度。逆に復路も第三岩峰を下る場合は懸垂降下用のロープ必携で技術7程度。今回は登りは三峰を直登し、下りは捲いた。
(管理人はボルダリング6-7級+リードクライミングの経験が多少ある程度だが、三峰の登りはギリギリだった。途中まで行ってロープを出して下るのはもっと難しい)
・山頂から木賊山方面に下る場合は藪漕ぎ、ルートファインディングが必要。
・木賊山方面からピストンする場合は技術的には最も容易

※2 コースタイム : 現在地図の記載はないが、山と高原地図だと8時間程で設定されそう。






この日いよいよ登る山は奥秩父山塊のほぼ中央に位置し、秩父多摩甲斐国立
公園を代表する東沢渓谷の北側に屹立している標高2,115mの鶏冠山。
山頂付近に連なる岩峰がニワトリのトサカのように見えることからこの名が
付いたそうだが、渡渉あり、要読図&ルートファインディング、不安定な鎖場、
鎖無し岩峰登攀ありと、エキスパート向けの山として知られ、山梨百名山の中
では最難関との声が高い山だ。



西沢渓谷の駐車場に車を止めて出発。駐車場はまだガラガラ。





鶏冠山へのルートは、現地登山マップにも、山と高原地図にも、国土地理院
地図にも登山道の表記はないが、





現地の指導票にだけはその山名が載っている。昔は指導票も「立ち入り禁止」
扱いだったが、山梨百名山に選ばれ麓から登る人が増えた影響だと思われる。





朝早いので、トレッキングコースには誰も居なく静か。





つり橋から鶏冠山を望む( ゚∀)ノ










つり橋を越えて少し歩いたこの場所からコースを外れ
鶏冠谷方面へ歩いていく。かつてあった「立ち入り禁止」
の看板はなくなり、「鶏冠山入口」の指導票が設置されていた。





取り付けの鶏冠谷出会へは、沢を2、3回渡渉して歩くか、
沢の横に設けられたルート(結構急)を歩くかになる。





沢の水量はギリギリ靴が水没するかしないかの深さにみえるが、脱がないで
渡った人は大抵は水没したという話を聞くので、ここは無難に登山靴を脱いで
渡った。真夏だが水はとても冷たかった。





右奥が取り付けとなる鶏冠谷出会





鶏冠谷

ここの左から伸びる尾根を使い、山頂を目指して登って行く。





樹林帯の急登となるが、暑くて汗が吹き出してくる。
水の消費が半端なく、多めに積んできた3Lの水も配分を考えて飲みだした。





地図に記載のないルートだが、テープや指導票が所々に新設して
頂いており、また踏み跡も判る程度にあり、まるで一般登山道の様だった。





キツネの絵がカワイイ(´▽`)






こっちはキツネが3匹(#´∀`)








視界が開け始め、黒金山などが見えてきた。





次第に大きな岩が増え始めてきた。





振り返ると東沢が望めるが、かなり靄っている。





第一岩峰
(尚、こちらは登った方のブログなどを見るとここが第一岩峰
となっているが、ウィキペディアの情報を分析すると違うかも)





第一岩峰は鎖が架かっている区間もあるが、使わずに登れた。






岩稜帯を更に進む。






周囲の景色。高度感があって気持ちよい (*´∀`)





右手前に第二岩峰、左奥に第三岩峰を捉えた。
(ウィキ情報では手前が第一岩峰、奥が第二岩峰だが、 ここでは第二第三する)





第二岩峰に向かう。





第二岩峰登攀中。

この高度感は気持ちよい(^ω^*)





「ここの鎖や残置ロープはは危ない」という事前情報から、鎖やロープ
を使わずに何とか登った。一般登山道ではないところのザイルは危険かも
しれないと誰もが思うかもしれないが





鎖に至っては経験上しっかり設置されているだろうと疑う事なく利用して
しまいがちだが、こちらは錆びた針金で支点となるボルトに連結されており
ザイルの方より危険な状態だった。





緊張感&よい眺めがたまらない♪





こちらも錆びた針金で連結。体を預けるのは勿論NGだが、使うとしたら
補助利用以下の気持ちで触る程度で使用したい。





こちらは第二の往路での下り









そしていよいよこちらが最難関の第三岩峰へ。
ここを登攀していく。スタンスが乏しくかなり難しそうに見える。





ここを登れたら格好いいが(と言っても単独行で誰もみていないけど)上の方
は手がかりがなく流石にここを登るのは無理だった。一番登り易いのは
この左側から取り付いて右に移動して登るルートだった。








普通の一般登山道レベルではない。ロープで確保したくなるが、ボトルの
残置などはなく、下るのはもっと難しい。ソロなら黙ってそのまま登る。









最後のチムニーになっている箇所も登攀し、なんとか第三岩峰をクリアした 。
(;;´O`)=ε3 ここの下りは御免だ。





山梨百の標柱へ。
尚、ここは本当の山頂ではなく、高度上の本当の山頂はこの先にあり、




最後に藪漕ぎが待っている。





藪を突破し、本当の山頂へ辿り着いた。トサカ山登頂!





この山で一番恐ろしい所は、岩峰でも錆びた支点でもなく
苦労の末に辿り着いた山頂がとてつもなく地味で終わる結末かもしれない。





山頂からの眺望は東側に僅かに空いたここの一か所で
他の3面は樹林に覆われていた。





復路





第3岩峰はロープがないと下るのは不可能なため捲いて下った。

第2第1岩峰の下りも中々スリリングだった。





第1岩峰を下った後、第1〜3岩峰方面を振り返る。

山梨百の中でここが間違いなく最も険しく"最難関"に指定したい。

しかし楽しい岩峰だった。






樹林帯を下る最中に積乱雲が発生し、雷がゴロゴロ鳴っていたが
降られることなく沢まで降りてこられた。








最後は水量が上がる前の沢を渡渉し、無事下山出来ました♪











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