筑摩山地  鉢伏山   日本三百名山



 登頂日: 2013/1/11 

 天気 :晴れ   / 気温:-2℃〜-11℃  

 コース: 9:00 桧の湯 → 扉温 → 夏の登山道 → 10:15 わさび沢ルート → 14:45 稜線手前敗退 → わさび沢ルート  → 16:10 桧の湯


 ※↑北  (右側の扉温泉/わさび沢ルート)


 難易度(わさび沢ルート): 上級 【体力:5 技術 3.5:】※1
 総歩行時間: 6時間※2
 お薦め度:★★★※3


※1
・無雪期は山頂直下まで車で行けるため入門。
・わさび沢ルートはマイナールートにて厳冬期はラッセルの覚悟が必要。弱いトレース有:体力3.5 〜 トレース全く無:体力5
・冬期は読図・ルートファインディングが必要なため技術3.5としたが、難所は全くない。

※2 コースタイム : 12時間30分

※3 この日は登頂していないが、稜線・山頂からの展望は素晴らしい。





この日山頂を目指すのは筑摩山地にある標高1,929mの鉢伏山。美ヶ原高原の
南東に扉峠をはさんで、南側の高ボッチ山とともになだらかな山容を見せる
山だ。鉢伏山から東方および南方に延びる尾根は中央分水嶺となり、日本海
に流れる犀川・千曲川水系と、太平洋に流れる天竜川水系を分けている。


鉢伏山は、ヤマレコなどで厳冬期での登頂記録が見当たらないが
冬に登ってみたくなり、扉温泉から挑戦してみる事にした。





林道で狸君と出会った。





こちらに登山道がある様だったが、手持ちの地図にこのルート
の記載がなく、また少し進んでみたが、道が曖昧で結果引き返す事に。
序盤から時間を大幅にロスしてしまった。





こちらのルートは「立ち入り禁止」となっていたため上のルート
を使かってみようかと思ったのだが、結果このルートの先で
山頂へと続く登山道に繋がった。





指導票は時々現れるが、道中にテープは殆ど見当たらなかった。





沢沿いの美しいルートが続く。





素晴らしい景観。そしてとても静か。





今回の山行では誰にも会わなかったが、鹿は数十匹はみたか。





ここまで2人分くらいのトレースがあったのだが、ここで終了していた。

積雪がこの辺りで増してきたので引きかえしたと思われる。





雪の重みで枝が沈み込み、歩き辛く なってる箇所が、数か所。





積雪が膝と踝の間くらいになったところでワカンを装着。
しかし、サラサラの新雪に効果は殆どない(´Д`)





沢も雪に埋まってきた。





積雪は膝上となる箇所も出てきた。
徐々に体力が奪われる





少しでも楽な道を歩こうという事で、雪に埋もれた沢を歩いた。

現在氷の上。





青空が見えてきた。

下を鹿のトレースが続く。





この山はテントを幕営できそうな広いスペースが所々にある。

時間切れの敗退が頭をよぎり出し、テントを持参すればよかったなと思った。





山頂まで2.4Kmの指導票の直ぐ奥に、山頂まで3Kmの指導票あり。





斜度の緩い3Kmか、傾斜のきつい2.4Kmかの選択肢になりそうだった。

この降雪量だと少しでも距離が短い方が良いだろうと判断し、
尾根沿いの2.4KMの方を選択する事にした。





でこちら2.4Kルート





積雪は深い所で腰まで埋まる (´Д`;)この辺りからラッセルも必要。

2月櫛形山のラッセル地獄を思い出す。






鹿の寝た痕。俺も寝たい。





林道の終点らしき場所に出た。





この雪地獄が1.7Kmも続くのか。。





うげぇ〜(;´Д`)ノ

凄い積雪だ。単独ラッセルはきつい。

西日が心地よいが、この西日は同時に残り時間も告げてくれている。





山頂まで30分の所まで登ってきた。

しかし今は少なくとも4、5倍の時間は掛かる(´Д`|||)





頑張れー、オレ(´□`。)





稜線まであと少しだ





しかし、中々先へ進まない。

事前に設定した折り返し時間もかなり過ぎている。





今朝の扉温泉の気温は氷点下8度だったよな。
持参したツェルトでビバークは厳しいよな。

山頂は直ぐ目先だが・・・、

悔しいが敗退するかぁ。。(≧д≦)





くっ、そ〜o(@.@)o

テント持参でくればよかった。
一旦下山して体制を整えて登りなおすか・





→鉢伏山 続き








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