鉢盛山   日本三百名山



 日程 : 2019年3月9日

 天候 : ☀    気温 : -3℃〜-10℃

■コース:

 (8:30 野麦峠スキー場駐車場 → 8:35 リフト券売り場 8:50 →) 9:15スカイライナー山頂駅 → 取付き → 小鉢盛山 → 13:10 鉢盛山 13:30 → 小鉢盛山 → 取付き → ゲレンデ降下 → リフト券売り場登山口 → 16:50 駐車場







 難易度 : 上級 【体力:4 技術:3.5】※1
 お薦め度 : ★★★★※2
 歩行時間: 6時間45分(休憩/食事30分)





 ※1 参考までに→ツチフォト基準では上記難易度。

スカイライナー山頂駅から山頂までの稜線は夏は登山道が存在せず、積雪期限定ルートになる。 アップダウンが激しくトレースのない事もあり、体力難易度は高い。時にルートファインディングが必要だったが、急峻な岩場や凍結箇所などはなくアイゼンやピッケルは使用しなかった。

 ※2 眺望がイマイチの山と聞いていたが、尾根沿いや山頂部からは 事前に把握していた御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰、常念山脈の景色のみならず、妙高山や火打山、浅間山に四阿山、中央アルプス、八ヶ岳連峰、南アルプスに富士山 と、名峰の山々を眺める事が出来た。





この日登る山は、長野県西部の松本地域と木曽地域との境界にあり、木曽川
の源流部にある標高2,447mの鉢盛山。その山容はなだらかで、北アルプスの
端にある樹林に覆われた目立たない山といった印象。登山口は東側にあるが
荒れた林道の先にあり、事前の調べでは眺望はイマイチだという。

しかし冬は南側にあるスキー場から登る事も可能で、その眺望は大変
素晴らしく、実は隠れた名峰である。


冬季限定の取り付きとなるのはスカイライナー山頂駅。
ここでワカンを装着し、登山を開始した。





山頂駅からの景色。ゲレンデ沿いに北上し取付く。





この日鉢盛山へ向かったのはバックカントリースキーヤー2名、
スノーシュー2名と、ワカンの自分計5名であった。





3月という事でもう少し雪が締まっていて歩き易いと思ったが、一昨日降った
フカフカの新雪の上を歩く事となり、やや疲れる山行となった。





まずは御嶽山がお出迎え





御嶽山





そして道中、右手には八ヶ岳連峰





先行するスキーヤーのトレースは踏み固め効果は殆ど無い。
やはりスキー板とワカンでは浮力に圧倒的な違いがある




スノーシューのトレースも時々使わせて頂いたが、
やはりスノーシューより浮力に劣り時々踏み抜いた。

中央アルプス





山頂部へ出た!





山頂部からの眺望、左手、北方から北アルプス、妙高山や火打山





松本市街に、浅間山や四阿山





穂高連峰と槍ヶ岳





浅間山





妙高山、火打山





北西側の山頂部へ















穂高連峰のアップ





御嶽山





乗鞍岳





復路、今度は左手に八ヶ岳連峰や、南アルプスを眺めながらゲレンデへ向かう
甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳の間には富士山が!





アップダウンのある尾根を再び歩く。往路よりしっかりしたトレースが
あるものの、疲労が蓄積していたようでペースが落ちた。





ゲレンデへ戻ったが、リフトは終了してしまい誰もいない。





リフトを使わず徒歩での下山となった。
が、乗鞍岳を眺めながら無人のゲレンデを下るのも気持ちがいい





この山は隠れた名峰かもしれない。終始眺望のよい山行であった。





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