両白山地  野伏ヶ岳   日本三百名山



 日程 : 2023年3月19日

 天候 :  ☀;    気温 : 11℃〜0℃

■コース:

 6:04 白山中井神社 駐車場 → 林道 → 和田山牧場跡付近 → ダイレクト尾根→ 山頂 → ダイレクト尾根(昼食) → 林道 → 13:09 駐車場




 難易度  : 上級 【体力:3.5 技術:3.5】
 お薦め度 : ★★★★

 参考までに→ツチフォト基準では上記難易度。

・一般登山道はなく無雪期は藪に覆われ登頂は困難とされる「残雪期限定」のルート。
且つては積雪と雪質の具合から4月が適期と言われていたが、現在は昨今において雪解けが早いため3月が適期。この日も3月中旬にして早くも多くのクラックが見られた。

・牧場跡から山頂へ南南東に伸びる「ダイレクト尾根」と呼ばれる稜線を利用するルートが一般的。 昨今登山者が多くトレースも多い。従来は麓の樹林帯では独図・ルートファインディング技術が求められたが、この部分はGPS・スマホの普及で難易度に含めないとすると 現在は中級難易度くらい。





この日登るのは、両白山地の南部、岐阜県郡上市と福井県大野市の境にある
標高1674mの野伏ヶ岳。

この山の存在を知り、計画し始めたのは10年以上前であったが、且つての自宅
から遠かった事と、登れる季節が限られ計画倒れに終わっていた。
が、この日漸く登る機会をもてた。




白山中井神社 駐車場に車を止めて出発。
尚、上の写真に見えるトイレは冬季閉鎖中だったが、
神社側の綺麗なトイレは利用可能だった。






この橋を渡って右側に伸びる林道を暫く進む。






残雪が増え始めた辺りで林道を捨て、樹林帯の直登に切り替える。
明け方の気温は0度近くで、雪は引き締まっており、つぼ足でも歩けた。






雪原の辺りから眺望が開き始めてきた。先に見えるのは野伏ヶ岳。






雪原から尾根へ移動し、通称ダイレクト尾根を登る。






振り返ると、麓の湿原(雪原)や






日本二百名山の大日ヶ岳が望めた。






大日ヶ岳の左奥には乗鞍岳。
先週ここの少し外れにある十石山を登ったばかり。






右手には雄大な白山と、麓には雪原が広がる。






気温がみるみるうちに上昇し雪が緩んできた。






近くで雪崩の跡が見られた。






また周辺の山にはそこら中でクラックが見える。







急斜面の下をトラバースしたりクラックの上を歩かないなど気を付けたい。






などと思っていたら、なんと!上の写真の上部にはクラックが入っており
しかもその上を歩くトレースが付いていた。これは危ない気を付けよう。。






最後の登り。






振り返ると奥に、北アルプスと乗鞍岳、御嶽山など!






山頂へ。久しぶりに未踏の三百名山に登れた♪






山頂には360度型の展望が広がっていた♪

南方の荒島岳方面













周辺の山もクラックだらけ。






西方には三百名山の経ヶ岳(左)






そして北方、白山の眺望は圧巻






東方には北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、薄っすら中央アルプス






北アルプスの山々






山頂で暫く景色を見入っていたが、風が少しあったため
昼食は復路で白山が良く見える場所で頂いた。













往路は先行者のトレースを踏ませて頂いたが、帰りは途中からトレースの無い
場所を歩いて下る事にした。が、気温の上昇と共に雪がグズグズになり
踏みぬき地獄が待っていた。。






なんとか下山できた。






この後、満天の湯に浸かり、長野県に戻り松本で食事をして帰宅しました。


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