飛騨高地  猿ケ馬場山 (さるがばんばやま) 日本三百名山 ぎふ百名山



 日程 : 2023年月日

 天候 :     気温 : 3℃〜14℃

■コース:

 6:00 白川郷近くの駐車スペース → 白川郷 → 林道最終地点 → 帰雲山 → 猿ケ馬場山(昼食) 11:10 → 林道最終地点 → 白川郷 → 15:15 駐車スペース




 難易度  : 上級 【体力:4 技術:3〜3.5】
 お薦め度 : ★★★★



 参考までに→ツチフォト基準では上記難易度。

・一般登山道はなく無雪期は藪に覆われ登頂は困難とされる「残雪期限定」のルート。 且つては積雪と雪質の具合から4月が適期と言われていたが昨今では雪解けが早く3月上旬から4月上旬が適期。この日は4/1の訪問となったが藪が露出し始めてきていた。

・登山者の数とトレースは多く、また(一般登山道はないが)最短モデルルート沿いにピンクリボンを張ってくれており、ルートは比較的明瞭であった。

・特別な難所もなく、中盤に現れる急登箇所を除けばなだらかな斜面が多い。この時期の雪質は往路はアイゼン(orつぼ足)、復路はワカンかアイゼン(orつぼ足)が最適。









岐阜県白川村・白川郷の東側に位置する飛騨高地最高峰、猿ケ馬場山へ。
野伏ヶ岳と同じ理由で長らく登る機会が持てなかったが、
今年に計画し、雪解け前に来られた。

取り付き箇所の最寄り駐車場(せせらぎ公園駐車場)は8時から17時までの
営業なので、その次に近いここの駐車スペースに止めて行くのが一般的。






世界遺産の白川郷を経由して行く。早くも合掌造の家が現れる。






出会い橋






庄川と、白川郷の集落






白川郷は営業小屋だけでなく、実際に暮らされている方がおり






日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができる事が
魅力で、多くの外国人観光客も訪れてくれている。






白川郷を経由し、まずは白川八幡神社の先に伸びる林道を登る。

帰りに汚れた装備を洗える場所があり(写真左)復路は使わせて頂いた。






林道の途中、山頂方面へ向かう直登ルートがあり、登っていく。

序盤の積雪状況は、間もなく残雪がなくなってしまうかなという具合い。






上の写真の斜面を登ると、一旦林道と合流し、緩やかな登りになるが、






その先に今回のルートで最も急な斜面が現れる。最初はこの山の斜面は全て
つぼ足でも歩けると思いアイゼンを持ってこなかったが、持ってきていたら
間違いなくアイゼンを装着していた場面もあった。






しかし、その斜面を登りきると、山頂までは想像していた通りの
なだらかな傾斜が続いた。






ここが豪雪地だという事を木々から感じられる。

力強く生きるブナ






と、ダケカンバ。






猿ケ馬場山(左)と、帰雲山(右)が見えてきた。






帰雲山へと向かう登りで、振り返ると大門山が望めた。






帰雲山へ。標柱がかなり高い位置に付けられており豪雪ぶりが窺われる。






続いて猿ケ馬場山へ向かう。






猿ケ馬場への途中、振り返ると笈ヶ岳や大笠山まで見えた。






日当たりのよい斜面は密度の高い藪が顔を出していた(写真右側)
この藪は登りたくない。雪解け前に来られて良かった。






最後の登りで南方を振り返ると、圧巻の白山が望める!
猿ケ馬場山は飛騨高地に属すが、両白山地の山々を非常に間近に展望できる。






また山頂まであと少しの辺りから東方に北アルプスが眺められた。






山頂へ。






南方の白山を望みながら昼食を頂いた。先々週登った野伏ヶ岳も望める♪






東南方面には薄っすらと乗鞍岳と御嶽山






東方に北アルプス、立山連峰(剣岳、立山)や黒部五郎、薬師岳なども






復路の途中で北陸エリアの名峰、笈ヶ岳(左)、大笠山(中央少し左)、
大門山(右)などを眺めた。それほど頻繁には見れないので目に焼き付けた。






帰雲山は捲いて山腹をトラバース。






この後、観光客で賑わう白川郷に下山しました。

気温の上昇と共に周囲の眺望は少し霞んでしまったが、雪解け前に歩けて
良かった。今回も素晴らしい山行となった。












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