北アルプス  大滝山   信州百名山



 日程 : 2023年7月16日

 天候 :  ☀時々☁    気温 : 17℃〜23℃

■コース

 9:00 冷沢登山口駐車場 → 三郷スカイライン展望台 →  鍋冠山 → 稜線分岐 → 大滝山北峰 → 大滝山荘 →  大滝山南峰→大滝山荘(昼食)→大滝山北峰→分岐→稜線反対側 →分岐→  鍋冠山 → 駐車場



 難易度  : 中級 【体力:4 技術:2】
 お薦め度 : ★★★



 参考までに→ツチフォト基準では上記難易度。

・登山道は終始整備され、比較的なだらかな斜面が続きとても歩き易い。しかし冷沢の駐車場から大滝山の山頂までは22キロの距離と1700m近い累積標高差があり、 体力難易度は高い。(YAMAPのコースタイムは8時間45分で設定されているが明らかに誤り。山と高原の地図12時間20強、ヤマレコが約14時間で設定されているが12時間が妥当。)





この日登る大滝山は、北アルプス南部に位置し、長野県松本市と安曇野市に
またがる標高2,616 mの山で、蝶ヶ岳の南隣にあるため北アルプス主脈への
眺望が良い山としても知られる。

尚、最高地点は北峰だが、三等三角点が南峰に設置されているため、
かならず両方登っておきたい。


冷沢登山口駐車場を出発。人気の三股とは異なりこの日ここから開始したのは
車5台5組と思われる(尚、駐車スペースは10台弱ほどでのスペース)






こちらは駐車場から直ぐの場所にある三郷スカイライン展望台から眺めた
安曇野の景色。






序盤はダケカンバが多く植生する、距離の長い林道を1時間ほど歩く。






往路の林道ではニホンザルを数匹見かけた。






冷沢登山口へ。ここから緩やかな樹林帯(八丁ダルミ)の登りが続く。
森林は北アルプスならではの亜高山帯の針葉樹林、シラビソ、コメツガ、
トウヒなど。






序盤は亜高山帯植物が多く植生する。

カニと蝙蝠を足したような葉をしている、カニコウモリ






ゴゼンタチバナ






ヒメマイヅルソウ






ミヤマセンキュウ






光合成をしない腐生植物のギンリョウソウ






最初のピーク、鍋冠山へ。樹林に囲まれ眺望はない。
ここから百数十メートル下り、再び登り返す。






シラビソの松ぼっくりを食べるホシガラスが居た。






八丁ダルミも後半になると、右手に常念岳が覗ける場所が何箇所かあった。






稜線まであと少し。この辺りにはお花畑が広がっていた。






稜線手前までに咲いていた高山植物

ヨツバシオガマ






ハクサンフウロ






アサマフウロ?






マルバダケブキ






エゾシオガマ






シロバナニガナ






多分初めて見る、ムラサキタカネアオヤギソウ






常念山脈南端の稜線へ出た。稜線の先(写真中央奥)に見えるのは常念岳と、
その左奥に見えるのは常念山脈最高峰の大天井岳。稜線手前左奥に隠れている
お隣の蝶ヶ岳はガスに包まれていた。






稜線に上がると植生は高山帯のミヤマハンノキ、ハイマツ、シャクナゲなど
に変わる。






稜線、及び大滝山荘付近に植生していた植物

ミヤマキンポウゲ






ハクサンイチゲ






ツマトリソウ






不明の花






コケモモ






クロユリ






こちらも多分初めて見る、アオノツガザクラ。
コケに見えるがツガザクラ属で常緑低木。






まずは見晴らしの良い、大滝山の最高地点である北峰へ到着。
右奥に常念岳と大天井岳の頭が見えるが、穂高連峰と槍ヶ岳は雲の中。






続いて営業開始直前の大滝山荘へ。復路でマスターや歩荷さんとすれ違った。






三等三角点のある南峰へ。これで信州百名山の大滝山へも登頂。






復路はこの気持ち良い稜線をもう少し歩きたくなり、少しだけ北上した。






少し北上した先から野口五郎岳も望めた。




今回の山行では北アルプスの展望は少し微妙ではあったが
常念山脈の豊かな植物に触れ合えて良かった。




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