鍋倉山   信州百名山



 日程 : 2023年5月20日

 天候 :  ☁ 時々☀    気温 : 18℃前後

■コース:

 9:30 冬季閉鎖ゲート手前駐車場 → 森姫・森太郎 → 久々野峠 → 11:48 鍋倉山 → 久々野峠 → 黒倉山 → ベンチ(昼食)  → 茶屋池 → 14:15 駐車場




 難易度  : 中級〜上級 【体力:2.5 技術:4】
 お薦め度 : ★★



 参考までに→ツチフォト基準での残雪期難易度。

・残雪期に森太郎・森姫方面へ行く場合、道が曖昧で荒れており灌木の藪漕ぎが必要。ぬかるんだ急斜面にも注意。
・残雪期に関田峠方面から黒倉山・久々野峠を経由して鍋倉山へ向かう場合は技術難易度3以下。








この日は長野県と新潟県の県境にある関田山脈の主峰、鍋倉山へ登る。
ブナ林が山全体を形成しており地元ファンも多く、また冬季はBCスキーヤー
も多い山だ。

低山ながら豪雪地帯で6月まで残雪が残る山だが、今年は大分雪解けが進み
関田峠の手前まで道路が開通していた。関田峠までの開通は5/25との事が
もう開通して良いくらい雪は無い。






今回は樹齢300年のブナの巨木、森太郎・森姫を経由して山頂を目指した。
取付場所は駐車場から少し林道を下り、橋を渡った後、右手の低木帯に僅かな
隙間が見える場所からとなった。(写真は林道から撮影)






登山道はブナ林が生い茂り、木漏れ日が清々しく、






また所々にピンクリボンや指導票、歩き易い場所もあるのだが、






登山道が灌木で潰れている場所や、






急斜面のトラバースで道が残雪と共に崩れて無くなっていたり、
藪漕ぎや迂回が強いられる場所が多く、兎に角大変だった。






かなり苦労して森太郎・森姫の場所までやってきたのだが、













森姫は2011年に葉が出なくなり枯死し、森太郎も2022年に幹が折れてしまった
との事。写真は森太郎。しかし幹の太さ・サイズ感はブナとは思えない程で
見応えはあった。






森太郎から先、久々野峠までの道のりも藪漕ぎや迂回が大変だったが、
稜線に近づくにつれ残雪が藪を覆ってくれ、幾らか歩き易くなった。
(このエリアは低木が完全に雪に埋まる残雪期にしか来ない方が良い)






稜線に出るまであと少しの場所






久々野峠へ出た。ここから先は、信越トレイルを使い山頂まで向かった。
整備されている登山道とまでは言えないが、序盤と比べ大分歩き易かった。






尚、信越トレイルは関田山脈の尾根上にある全長110キロのトレイルで、
最近苗場山まで繋がったそうだ。


山頂までのラストスパートという所でガスってきた。






山頂へ。山頂は元々眺望が無い山なのでガスっていても問題なし。
しかし何も無いので早々に下山を開始した。






再び久々野峠を経由し、






黒倉山へ。こちらも眺望がないため、直ぐに茶屋池方面へ下った。






今回よく見かけた植物

ショウジョウバカマ






イワカガミ






ツバキ






茶屋池の手前にブナの巨木に囲まれた広場があったため、ここで昼食を頂いた。






昼食後はブナ林を下り、






茶屋池へ。






茶屋池からは、冬季閉鎖中の林道を下り、駐車場まで下山した。
(写真は林道の脇を流れていた沢)









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